危険信号「警報フェロモン」を知ればバスが良く釣れるようになる

警報フェロモンでバスを釣る

あなたは「フェロモン」と聞いて何を想像しますか?

「は?バス釣りに関係無いやろ!」と、思ったそこのあなた!

実は関係あるのです。(多分)

今回はバス釣りと「警報フェロモン」の関係性について考察します。

フェロモンにはさまざまな種類がある

フェロモンとは、生物が体外に分泌する化学物質のことで、同じ生物の仲間内で様々な効果をうみます。

一般に「フェロモン」という言葉を聞くと、多くの人が異性を誘引する「性フェロモン」を思い浮かべると思います。

しかしながら、フェロモンには性フェロモン以外にも種類があり、その効果も様々であることが知られています。

具体的に言うと、以下のようなフェロモンが存在するようです。

  • 性フェロモン
  • 集合フェロモン
  • 警報フェロモン
  • 道しるべフェロモン
  • 密度調節フェロモン(分散フェロモン)
  • 階級分化フェロモン

今回はこの中から「警報フェロモン」を取り上げて、バス釣りとの関係性を考察することとします。

「警報フェロモン」とは何か?

警報フェロモンとは、自分自身や子孫、仲間の身に危機が迫っていることを周りに知らせるための危険信号のことです。

警報フェロモンを出す生物としてはハチやネズミが有名です。

魚類では「ウグイ」が警報フェロモンを分泌することが科学的に証明されています。

つまり、ウグイは自分たちの身に危険が迫っているとき、周りの仲間にそれを伝えているのです。

もしかしたらブラックバスも同じように危険信号を送りあっているかもしれません。

バスも警報フェロモンを出しているとしたら?

もし、ブラックバスもウグイと同じように危険信号を送りあっているとすると、何が考えられるでしょうか?

針がかかったバスに群がる仲間

フッキングしてバスとのファイトを楽しんでいると、逃げ惑うバスの近くに仲間達が群がる場面に出くわしたことは無いでしょうか?

通常ありえない動き(振動)に反応しているものと思われますが、警報フェロモンを感じ取って近くまでやってくるのかもしれません。

バラすと釣れなくなる

針をかけたのにばらしてしまうと、しばらくその周辺では釣れない場合が多いと思います。

もしかしたら、針をかけられた魚が警報フェロモンを発しているからかもしれません。

「スレ」との関係

「スレ」、つまり、人的プレッシャーによってバスが食ってこなくなる状態ですね。

これも警報フェロモンが関係しているかもしれません。

いろんな場所から何度も飛んでくるルアー、ワームにバスは危機感を覚えます。

そして警報フェロモンを発して仲間に警戒を促した結果、「スレ」という状況が生まれるのではないでしょうか?

釣られた魚がリリースされたとき

釣り人に釣られた後、元の水中に戻されたバスも警報フェロモンを発すると考えた方がいいでしょう。

釣った場所の周辺にリリースすると、釣られたバスが発する警報フェロモンによって、その周辺の魚は口を使わなくなるかもしれません。

したがって、リリースするときは離れた場所にリリースした方がいいでしょう。(実際にそうしている人もいるようです。)

なお、ご存知のとおり琵琶湖においては「滋賀県琵琶湖のレジャー利用の適正化に関する条例」によって、ブラックバスのリリースは禁止されています。

しかし、手が滑ったり魚が大暴れすることにより、水中に飛び込まれてしまうケースが散見されるようです。

ついては、釣った場所周辺で飛び込まれないように注意してください。

エサとなる生物も警報フェロモンを発している

バスだけでなく、バスのエサとなるベイト(小魚、エビなど)も警報フェロモンを発していると考えるべきでしょう。

フェロモンは「同じ生物の仲間内で様々な効果をうむ」と説明しましたが、フェロモン自体は他種の生物でも感じ取れるのかもしれません。

つまり、ベイトが発する警報フェロモンをバスは感じ取っているのではないでしょうか?

このとき、二通りの考え方ができます。

警報フェロモンを感じ取ってベイトを探す

一つ目は「ベイトの位置を補足するために警報フェロモンを利用している」という考えです。

集魚剤というもの存在しますが、これはもしかしたら警報フェロモンに近い成分が含まれているのかもしれませんね。

警報フェロモンを発していないベイトを探す

二つ目は、警報フェロモンを発しているということは、危機から逃避する状態に移行していると言えます。

そんな状態のベイトを捕食するのは恐らく困難でしょう。

その一方、完全に油断しているベイトは捕食しやすいはず。

油断している状態、それはつまり警報フェロモンを発していない状態。

そう考えると、バスは警報フェロモンを避けてベイトを捕食しているのかもしれません。

無味無臭のハードプラグにもバスは口を使ってくることを考えると、警報フェロモンを発しないものに反応すると考えた方がいいかもしれませんね。

警報フェロモンのまとめ

最後のまとめです。話をまとめると、以下のとおりです。

  • ブラックバスは警報フェロモンを利活用している(多分)。
  • バラすと釣れなくなるのでバラさない。
  • 釣った場所の近くに飛び込まれないように注意する。
  • 警報フェロモンを発しないルアー、ワームを使う。
  • 釣れなくても警報フェロモンのせいにしない。

もしかしたら役に立つかもしれません。頭の片隅に留めてみてはいかがでしょうか?