ベイトを捕食する水鳥を知ればバスが釣れる!注目すべき水鳥を紹介

2018年1月15日

シロサギ

ベイト(小魚)の有無によってバスの行動は大きく影響されることは広く知られていることです。特に琵琶湖においてバス釣りをする時はベイトの確認が欠かせません。

そんなベイトを捕食するのはバスだけではありません。そう、水鳥です。

数多くいる水鳥の中にもベイトを捕食する水鳥がいます。そんな水鳥を知っておけば、フィールドでその水鳥が捕食行動尾をとっているのを見たとき、近くにベイトがいることが分かるでしょう。ベイトがいればバスがいる可能性も高いことになります。

つまり、水鳥は簡易的な魚探知機といっても差し支えありません。

今回は、そんなわれわれおかっぱり釣り師にベイトの居場所を教えてくれる水鳥をご紹介します。

なお、紹介するのは琵琶湖でよく見られる水鳥ですが、他の湖沼地においても通用する話です。

知っておくべき水鳥は「カイツブリ系」と「サギ系」の2種類

琵琶湖でベイトを捕食する水鳥として知っておくべき種類は2種類だけです。「カイツブリ系」と「サギ系」です。

潜水が得意な「カイツブリ」

カイツブリ

概要

カイツブリは、カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属に分類される水鳥です。

カンムリカイツブリ、ミミカイツブリ、ハジロカイツブリといった種類がありますが、カイツブリで覚えておけば十分でしょう。

カイツブリの別名は「鳰(にお)」。古くから琵琶湖に多く生息しているため、昔は琵琶湖のことを「鳰(にお)の海」と呼んでいたそうです。

そんなこともあって、カイツブリは滋賀県の県庁に指定されています。

外見

大きさは大体25cm~30cmほどの小柄な鳥です。丸っこい体と短い尾が特徴です。

生態

潜水が巧みで、一回あたり15秒ほど潜水することが多いようです。20秒以上潜水することもできます。長時間潜水しているのはカイツブリと考えて差し支えないでしょう。

潜水するカイツブリ

単独もしくは数匹で行動することが多いようです。時折、深夜の琵琶湖でぽつんとみかけるのはカイツブリだと思われます。

縄張り意識が強いことでも知られており、敵(侵入者)を見つけると、「キリッキリッ」と鳴きながら敵に突進します。

エサ

潜水して小魚・小エビを捕食します。ほかにも貝類や水生昆虫といった動物食を好むようですが、植物も食べるそうです。雑食ですね。

なんでも食べるカイツブリですが、好物は小魚・小エビ。カイツブリが潜水しているときは近くに小魚・小エビがいると考えてよいでしょう。

水辺のハンター「サギ」

サギ

概要

ダイサギ、コサギ、アオサギなどいろいろな種類がありますが、サギ系で覚えておけばいいでしょう。

外見

大きさはダイサギで約90cm。

夏と冬で外見が変わります。夏にはくちばしは黒いですが、冬にはくちばしは黄色に変わります。

生態

群れで生活します。水辺の生き物を捕食するために、水辺に立つ姿がよく見られます。

サギ

エサ

カイツブリと同じように魚、エビ、両生類、水生昆虫などが好物です。

カイツブリとサギのコラボレーション

時折、カイツブリとサギは協力してベイトを捕食することがあるそうです。

カイツブリが沖から岸際へベイトを追い込む。サギは岸際から沖へベイトを追い込んでカイツブリと挟み撃ちにする。そうすることで両者ともに楽にベイトを捕食してしまうそうです。

協力してベイトを追い込むという意識が両者にあるとは思えませんが、自然界で見られるコラボレーションは、起こるべくして起こる自然現象。大変興味深いですね。

鵜は魚を散らしまくるのであまり良くない!?

以前、漁港で釣りをしていたときのこと。目視できるくらい大量にいるベイトと小バスが一斉に何者かから逃げ始めました。

それは漁港内に入って来た鵜(う)でした。鵜が入ってきたことにより、漁港内はパニック状態。それまで釣れていた小バスもナーバスになって食わなくなることがありました。

鵜

そんな理由から、鵜もベイトを追う水鳥ではありますが、場を荒らしすぎてしまうため、バス釣りでは好ましくない水鳥と考えられます。

ベイトに関係ない水鳥たち

参考までにベイトに関係の無い水鳥も紹介します。

何匹いるんですか?「オオバン」

冬の琵琶湖で水面を多い尽くす黒い水鳥。それがオオバンです。

オオバン

オオバンのえさは水草(オオカナダモなど)で、10秒ほどしか潜水できません。

オオバンが潜水するのは水草を捕食しているだけで、ベイトを追っているわけではありません。オオバンがいてもベイトがいるとは限らないので注意してください。

【追記】オオバンは小魚、水中昆虫を食べることもあるようです。が、基本は水草を食べるようなので、あまり期待できる鳥ではなさそうです。

大量のオオバン

その一方、ベイトは水面で活動する大量のオオバンを避けて行動するはず。したがって、群れと群れの間のオープンスペースに魚が避難してくる可能性があるかもしれません。

愛くるしい「カモ」

鴨

カモは植物性のえさを捕食するので、ベイトの存在とは直接関係がありません。

ただ、良質の植物を捕食していると考えると、そこにはベイトやバスも集まると考えることもできます。

見て楽しもう「白鳥」

白鳥

白鳥もベイトには関係が無い水鳥です。観察するだけにしておきましょう。

水鳥がそこにいる理由は?

水鳥は意味もなくそこにいるわけではありません。何か目的か意味があってそこにいるはずです。

エサがあるから

理由の一つはエサがそこにあるから。ベイトがいるからその近くに浮いていたり、岸から狙っているのでしょう。

カイツブリが岸から一定の距離をおいて沖に浮いていることがあります。おそらく浮いている下にはブレイク(カケ上がり)があって、そこに溜まっているベイトを捕食しようとしているのでしょう。

水鳥を見ることで地形も把握することができるということです。自然観察大事です。

居心地がいい場所だから

水鳥がそこにいる理由は、そこにエサがあるというだけでなく、居心地がいいからともいえます。

たとえば冬なら北風を避けられるとか、水温が高めとか・・・。

そんな場所は魚にとっても居心地がいいはず。水鳥がいる場所は魚が集まる場所と考えてもいいかもしれませんね。

鳥を見て魚の居場所を推測してみよう

ここまで説明した水鳥の種類や生態を頭の片隅においておくだけでも、バス釣りが楽しくなると思います。釣れるかどうかは知りません笑。

バス釣りは自然観察が大事。水鳥という自然を観察することで、皆さんの釣果がアップすることを祈っています。

参考

鳥を見よ!!意外とみんな知らない、鳥がバスの居場所を教えてくれる!

雄琴港で水鳥が釣れた!鳥を見て魚の居場所を見つける方法を考察 2016年4月9日