雪がちらつく真冬の湖西でミドストを使って50UP 2017年2月11日
降雪等の影響により、2月は出撃できない日が続く。2月中旬という時期だが、固体によってはスポーニングを意識し始めているバスも出てくる時期らしいので、ミドストを使って冬のデカバスを狙った。結果、50アップを捕獲することができ、釣り人生至上もっとも興奮する一夜となった。
釣りに行った日時・場所
- 2017年2月11日 21時半頃~1時頃
- 蓬莱浜
- 木戸川河口
- 蓬莱浜
- 今年15回目の釣行
- 風は西北西~西
ワカサギ捕りについて
いつもどおり湖西の浜に向けて出発、21時半頃に現地着。雪がちらついている。
タックルの準備をしていると1台の車が到着。大き目の網を持っている、どうやらワカサギ狙いのご様子。軽やかに挨拶を交わす。
「最近、ワカサギはどうですか?」と聞かれたので、「ぼちぼちいるようだが大接岸はしていない」と回答。その後、早々に浜へ消えていかれた。ワカサギ捕りは、ネット動画でも紹介されているらしく、今琵琶湖ではワカサギ捕りが大人気のようである。
ミドストで冬バスを狙う
タックル準備完了。この日は風強し、雪強し。が、しばらくすると風、雪ともに止み、べた凪状態となった。湖流も感じられない。というか、よく分からない。
この日に備えて購入しておいた以下の物品から、シャッドシェイプ4インチとジグヘッドを使用してスピニングタックルでミドストすることとした。
シャッドシェイプ4インチ ワカサギカラーDecoy プラスマジック 1/32oz #2 などなど
ジグヘッドリグ(シャッドシェイプとプラスマジック)
デスアダー6インチ(パールグリッター)。「キラキラしてて釣れそう」と言う娘の一言で調達した一品。この日は出番なし。
使用タックル
- ロッド Shimano ポイズンアドレナ 266L-2
- リール Shimano 16ヴァンキッシュ 2500HGS
- ライン 5lb クレハ シーガー R18 フロロリミテッド
- ルアー シャッドシェイプ4インチ ワカサギカラー
- フック Decoy プラスマジック 1/32oz #2
ミドストする時のジグヘッドフックの刺し方
ミドスト時のワームへのジグヘッドフックの刺し方は、以下のようにしている。
- ワームの先端からフックを刺す。
- ワーム先端から5mmくらいのところで、一旦ワームの上部から針先を出す。
- 出した針先を再度ワームに刺し、最終的に針先を出す場所まで針を刺していってセッティング。
フックをワームに二度刺しすることにより、ワームとフックとの抵抗が増えるので、ずれにくくなる。また、ワームの上辺に薄刺しすることになるので重心が上方に位置することになり、よりロールしやすくなる。このような理由から、ミドストする時はワームへ二度刺しするようにしている。
実績がない釣りは苦行
釣りを開始。着水後、テンションをかけずにフリーフォールさせ、着底してからリーリング。これの繰り返しである。真正面と斜め45度に数投してから横移動するスタイルで南の取水塔を目指した。2月中旬という厳冬期ではあるが、サイズの大きい魚がスポーニングを意識してシャローをうろついている場合があるらしい。そんなデカバスとの出会いを期待して釣りを継続した。
「しかしまぁ、ミドストっていっているけど、沖の方でワームがどんな動きしているのかも分からず、ロッドをちょんちょんしながら巻いているだけだから、釣れる訳がないよなぁ。実績もないし。シーズン中に実績作っておいたらよかったなぁ。」などと思いながら釣りを続けた。苦行である。
一本目の流れ込みまで数十メートルのところまで来て、流れ込み先に一羽の水鳥を発見。近くにベイトがいるのだろうか???そちらへ近づきつつキャストを続ける。しばらくすると、リールの巻き抵抗が重くなった。まだワームは沖の方。どうやらウィードらしきものにスタックした模様。もしくは湖底の小石、砂利にスタックか??
ついに念願の冬バスを捕獲
しばらく竿できいていると、明らかな違和感。これはなんだ???ん?微妙に引いている。生命感がある。ミドストのアタリは、根がかったような重みを感じることが多いらしい、これはアタリなのか?半信半疑で合わせると、ロッドに重みが乗ってドラグが出て行く。
おぉ、来た!!!!魚ですやん!!まぁまぁの重量感だが、引きはそんなに強くない。冬だからか?サイズがいまいちだからか?なんとなく30cm位の気がする、30cmやったら残念やなぁと思いつつ、30秒ほど格闘した後に上がってきた魚がこれ。
きたーーーーーーーーーー!!!冬のホワイトバス!!!
まぁまぁでかいっす!!!1ヶ月以上ぶりに魚に触れることができた、40アップは間違いなし。
イエス!!!!50アップ。今年初の50アップ。計測の結果、52cmであった。
フックはいい場所にかかっていた。感無量である。
いやー、いつか釣れると信じて通ったかいがあった。これでポイズンアドレナ+ヴァンキッシュのデカバス入魂も完了。
ポイント移動したが沈黙
その後、取水塔まで行くが異常なし。時折水鳥が湖面に浮いていたが異常なし。風と雪は強くなってふぶいてきた。先ほど釣れたのは風、雪が止んだタイミング。こんな一瞬の変化が特に冬は重要なようである。
23時頃まで蓬莱浜で活動し、その後木戸川へ移動。この辺りでもミドストで魚を狙うが異常なし。
河口付近には釣り人がたくさんいたが、誰も釣れていない様子。雪もたくさん降り積もっていた。
0時を過ぎ、再度蓬莱浜へ。良いポイント、釣れたポイントには何度も入りなおすのが鉄則。再度デカバスが釣れないかと期待したが、異常なし。かなりいい雰囲気で釣れそうだったが、甘くはなかった。1時になって風、雪が強くなってきたので終了した。
総括
現場に到着後、10投もしないうちに冬の50アップが捕れた。釣れる時は簡単につれるものだと再認識。
結果だけを見ると、シャローのデカバス狙いが成功した形となった。しかも、釣れる気がしなかったミドストが通用した。あながち間違った釣りをしていたわけではない、という自信にも繋がり、今後の釣果も期待できそうである。
昨年の今頃は焚き火をして遊んでいたわけだが、そこから大きく進化して冬に50アップを釣ることができた。もう一ヶ月ほどで早春となるが、我慢して釣りを続ければ釣れるということが分かったので、なんとか2月中にもう一本冬バスをあげてみたいと考えている。今後ともよろしくお願いいたします。