トップウォーターで夏の湖西バスを釣って思ったこと 2017年8月2日
先日のトップウォーター祭りで味を占めたので、POPXを投げたくて仕方ない。水面に浮かぶルアーに食らいつく姿を見てから合わせるまでの数秒間の興奮を味わいたい。もうトップウォーターでしか釣れる気がしない。そんな気持ちにこたえるために翌日を公休日に設定し、早朝からトップウォーターゲームを楽しむこととした。
釣りにいった日時・場所
- 2017年8月2日(水)4時半頃~10時半頃
- 湖西エリア
- 今年98回目の釣行
トップ系ルアーを補充
実は以前からトップ系ルアーはいろいろ持っていたのだが、良く分からんルアーしか持っていなかった。良く分からんので適当にしか投げず、そのせいもあってこれまでトップで釣れなかったと考えている。この度手にしたPOPXで非常においしい思いをしたので、さらに別色のPOPXも補充して、よりよい夏のトップウォーター生活を送ることとした。
そしていつもの魔界、フィッシングエイト伏見店へ。吟味した結果、下の2つを購入。
- 左のPOPX カラーはグラスホッパー(バッタ色)
- 右のDOG-X Jr. COAYU カラーはアユ
レジでひかせてもらったくじで、メガバスステッカーも入手。私はメガバス社員でもなく、メガバスのステマでもない。いやー、でもメガバスのルアーって釣れるよねーー(笑)
雰囲気はまずまず
ルアーを補充し、翌日早朝から出撃。3時過ぎにおきて、4時半頃に現地着。曇っていてローライト、風はやや向かい風、湖面はやや波だっている。前回よりは荒れている感じだが、トップ日和。釣れる気しかしない。
まずは南の方から釣りを開始する。先発ルアーは、前日購入したPOPX のグラスホッパーカラー。
色的には、オーバーハング周りで使用するときに効果を発揮するものと思われるが、購入したばかりのルアーを使いたいのでこれを選択。ぶっちゃけ色は関係ない。だって輪ゴムでも釣れるから。
ウィードが水面直下までのびていて、トップをひいているのに絡んでくる。こりゃだめだ。しかしウィード周りで魚が跳ねているので、ウィードが薄い部分を狙うが異常が無い。あきらめて移動。
前回反応があった場所で反応が無い
前回釣った場所へ移動。近くに先行者がいて、ノーシンカー系を投げている模様。私は前回同様入水し、沖の方をめがけて遠投する。この日は魚の気配が薄い。前回はそこら中でバシャバシャしていたのだが、この日はいまいち。しかし釣れる気しかしないので、POPXを沖へ投げ続ける。
小一時間たっても何の反応も得られない。場所のせいか?時間のせいか?色のせいなのか?ちなみに前回つれたのは6時台~7時台。今は5時台で少し早い時間帯である。とりあえず次のポイントへ移動してキャストを繰り返すが異常なし。
グラスホッパーというバッタ色がだめなんだ、という結論に達し、前回釣った和銀ハスカラーにチェンジ。これで釣れる。間違いなく釣れる。ハスパターンで釣れる。そんな絶対的な自信があるのに釣れない。あれ、おかしい。なんで???完全に思い出で釣ってしまったのだ。
先行者を横目に小魚を釣る
今日は前回のパターンでは釣れない。そう考え、立て直す。どうしたらよいのか分からないが、とりあえず移動してランガンすることとする。ディープ隣接シャローエリアへ。
先行者に近づきながらキャストを繰り返す。ここも水面直下までのウィードが伸びている。薄い場所を狙って遠投していると、ルアー周りがモワーンとなって水面から消える、ついにきた!が、引きが弱い。だめだ、本当の小魚だ。小魚のくせにウィードに潜りこむので、思いっきりウィードから引っ張ってきて無事水揚げ。
夏のスピニングロッドはML以上推奨
38センチくらい?ウィードと一緒に出てきました。
ここで思ったのは、MLロッドを購入しておいて正解だったこと。小魚だったが、Lロッドだったらウィードから引っこ抜いてこれなかったと思われる。夏のウィード対策としては、ベイトロッドを使うかスピニングだったらML以上を推奨。
実績が無いことを恐れるな
小魚が釣れてボウズ回避できたので、ちょっぴりうれしい反面、こんな魚に用は無い。先行者が移動する気配もないので移動を開始する。底物を投げていたと思われる先行者にも異常なし。移動しながらキャストし続けるが異常なし。今日はPOPXの日じゃない。と勝手に決めつけ、前日購入したDOG-X Jr.COAYUにチェンジする。
いつもならルアーチェンジすることなく、「異常無し」という報告だけで終わってしまう。この過ちを繰り返さないため、断腸の思いでPOPXをあきらめ、実績の無いルアーDOG-X Jr.COAYUを試してみることにした。実績がないことを恐れ、挑戦することをあきらめたところで進歩・成長は止まってしまう。自分の持つ能力を維持することさえできなくなってしまうのだ。(キリッ)
DOG-X Jr.COAYUについて
犬なのか子鮎なのか?どっちなのか?カラーはアユ。マッチザベイトで釣れるのか?このDOG-Xは、誰でも簡単にドッグウォークが出来る代物らしい。犬の動きが出来る子鮎という意味だったのか。
いざチョンチョンあおってみる。ぎこちなさは半端ないが、ドッグウォークっぽい動きで左右に動きながらこっちに近づいてくる動きが出せた。あとは練習あるのみ、入魂あるのみである。
ちなみに、このときの湖面は波立っていて、ポッパーだといまいちアピールにかけるような状況。ドッグウォークなら、波に負けず水中のバスにアピールできるものと考え、DOG-Xにチェンジした次第である。
岸と平行にキャストしたらバイト
DOG-Xを撃ちながらランガン。そして以前から目をつけていた小場所へイン。ここで入水し、岸と平行にキャスト、ドッグウォーク。チョンチョンしている最中に根掛かり。ん?根掛かるはずはない。ウィード?いや、魚だ。余所見していたのでバイトシーン見逃しました(泣)。
しかも引きが弱い。また30台かよ。さっきの魚と同じようにウィードに潜ろうとする。そのとき見えた姿は、ぱっと見50アップの魚。申し訳ございません、勘違いしておりました。「キターーーー」です。「ホッシャホッシャ」です。ウィードに潜られないよう気を付けつつ、私の足にラインを巻こうとするのを回避。股ぬきだけはゆるさねぇ。そして水揚げ完了。
ほっしゃほっしゃの良形に本日も出会えました。
47センチ、2100グラムの湖西の良形バス。
キャストした先は、水深1メートルもないシャロー。こんなところにも魚がいるんやなと再認識。釣った時刻は8時前。日がかなりあがって気温も上昇している時間帯でも諦めないこと。
ジャスターフィッシュに変更
なんとかいい魚に触れたので小休止後に再開。エサをジャスターフィッシュ4.5インチのノーシンカーに変更する。こいつをウィードの中で泳がせ、ウィードに潜む魚を捕獲する作戦である。
本当はウィードの上っ面をトップでひきたいのだが、エリアによっては思っていた以上にウィードが水面まで伸びているので、フロッグでもなければ難しい状況。よって、ジャスターフィッシュでごまかすこととした。
ノーシンカーだが飛距離はまぁまぁ出ている。ウィードの中をゆっくり引いてきたり、底をずるずるひいたり、ウィードの上やボトムで放置したり、いろいろ試すが反応無し。日も上がっているので、釣れるとしたら大分沖の方か、ウィードまわりだと思うのだが・・・
反応無く終了
移動しながら撃っていくが異常なし。まったく異常なし。最初のスタート地点に戻る。底物っぽいのを投げていた先行者を横目にジャスターフィッシュを投げまくるが、何も起こらない。そして10時半になって終了。これ以上は苦行である。
トップウォーターゲームとは
この日もトップウォーターでよい魚に出会うことが出来た。信じる気持ち、諦めない心は大切であると実感。本当に夏のトップウォーターは楽しい釣りである。
その一方で感じたこともある。トップウォーターゲームは2次元の釣り。3次元の釣りより考える要素が少なく、運任せの要素が多分にある。雑なアクションでも活性の高い夏の朝だから食ってくる。この釣りにはまると、釣りが下手になってしまうかもしれない。
あくまでトップウォーターゲームは遊び。ここ最近の釣果に満足してはならない。(キリッ)