タイニー射出!悲劇を乗り越えキャスト切れを科学する 2017年10月20日
昨晩はタイニークラッシュで初フィッシュを達成することができた。その勢いに乗って今宵もデカバスを求めて琵琶湖へ出撃した。途中遭遇した不審者とのコラボ釣行において、漆黒の琵琶湖に吸い込まれたタイニークラッシュ。その捜索活動のため、ほとんど釣りにならず、惰性の釣りでボウズという結果に終わった。
釣りに行った日時・場所
- 2017年10月20日(金)23時頃~2時半頃
- 曇り
- 湖西エリア
- 今年139回目の釣行
デカバスを求めて出撃
昨晩はタイニークラッシュで初フィッシュ、55アップを捕獲することに成功した。
この勢いに乗って、この日もデカイ魚に出会うために出撃した。22時半過ぎに現地着。この日の琵琶湖は風なしで穏やか、昨日とは明らかに違う状況。恐らく回遊ポイントにいい魚は回ってこないと予想。
風もなく穏やかな状況はミドスト日和、ということでこの日はミドストから開始した。小バスが釣れる確率が高まるが、先日からの水温低下で小バスの元気はなくなっているはず。中層で元気良く泳いでいるのはデカバスのはず、と考えミドスト釣行を決行した。
穏やかな琵琶湖でミドスト
ミドストに使用するフックは、重さ1/32oz、フックサイズ#2のジグヘッドである。これにワカサギカラーのフラッシュJ(3インチ)を装着、これで中層をチョンチョンとシェイクしていくわけである。
ちなみに、ミドスト時のアクションはかなり適当である。ロッドを小刻みにシェイクしながら、ラインスラックをとる程度にリールを巻くだけ。水面より1~2メートルほど下の層を泳がせているイメージである。使用しているロッドも専用ロッドではなく普通のロッド。あまり細かいことは気にしない。
以前ミドストについて色々と調べていた際、ミドスト時の水中のワームの姿勢は全く気にする必要は無いと説明している人がいた。中層をふわふわさせていれば食ってくるから細かいことは気にするなということらしい。したがって、私も細かいことは気にしない。
使用タックル
- ロッド シマノ ポイズンアドレナ266L-2
- リール シマノ 16ヴァンキッシュ2500HGS
- ライン ?? ナイロンライン5lb
- フック ?? 1/32oz(0.9g)フックサイズ#2
- ワーム Fish Arrow フラッシュJ 3インチ ワカサギカラー
不審者との遭遇
最近撃っていなかったエリアでミドスト釣行開始。なるべく遠くまで遠投して、着水して数秒後からアクションを開始する。沖の方はウィードが濃いようで引っ掛かる。ウィードの面を引くように早めにアクションを開始させるが、それでもひっかかってしまう。全体的にウィードは薄くなってきているものの、場所によってはまだまだ濃いようである。こういう場所を覚えておくと、後々役に立つのだろう。
そんなことを思いながら釣りをしていると、背後に人の気配を感じる。こちらの様子を伺っているようだ。しばらくして姿を消す。
場所を変更
場所が違うような気がしたので、移動。例の回遊ポイントへイン。今日はだめだと思いつつも思い出で釣る作戦。今日はタイニーではなくミドスト。この辺りはウィードが気にならない。しかし魚からの反応は得られない。
そんな折、闇から人影が現れる。「釣れますかぁ?」と現れたのは弟子のM。釣れねえよ、ボケが。しばらくそこで釣りをするが、何も起こらないので移動。
タイニーが射出されました
移動先でも私はミドスト。弟子は色々試していたみたいだが、タイニーを選択。
沈黙の中、それは起こった。あたりに鳴り響く「バシッ」という音、その数秒後に沖から聞こえる「ポチャ」という着水音。悪い予感しかしないやつである。キャスト切れによりタイニーを琵琶湖へ向けて放出したらしい。
必死の捜索活動
私のタイニーでは無いのでどうでもいいのだが、仕方なく捜索活動を開始。沖をライトで照らして二人で凝視するが、見えるはずが無い。見えたとしても黙っておこう。波があったのでそのうち岸に打ち寄せられるであろうと考え、待つことに。
1時ごろにMは私をおいて帰宅。なんでやねん。見つかっても黙っておこう。
もはや釣りどころではないが、ルアーをメガバスの X-70にチェンジ。ゆっくり巻くことを意識して巻き続けると、殉職しかける。非常に嫌な予感がしたが無事生還。
その後も流れてくるのを待ったが気配がない。そんなに早く漂着しないだろうと考え、場所移動。
タイニーフィッシュを目指して
懲りずに回遊ポイントでタイニー釣行開始。もしかして釣れるんじゃないか?昨日釣れたから釣れるだろう。そんな思い出だけで頭の中はいっぱい。釣れるわけが無い。
捜索活動再開
2時過ぎになって先ほどの場所へ戻ってタイニーの捜索活動を開始。沖及び岸際を丹念に捜索するが、漂着していない。
なんでここまで必死に探しているのか?そう思いつつ奇跡の生還を祈念したが、見つからず。捜索活動を終了、帰宅することとした。
キャスト切れを科学する
キャスト切れについて検証してみる。今回使用していたラインはナイロン20lb、今朝新品を巻いてきたらしい。それでキャスト切れが発生した。なぜか?
キャスト切れが起こる前にバックラッシュしていたらしいので、そのせいでラインが痛んでいた説が濃厚。あとは安物ラインのようなので、それが原因かもしれない。あるいはラインの販売店での保管方法が悪く(日にあてるなど)、始めから劣化していたということも考えられる。
よって、キャスト切れを防ぐには、以下の点を注意すべきである。科学するまでも無い。
- バックラッシュしないようにする
- ラインの傷、劣化状況、ロッドのガイドの傷などを事前確認する
- ラインはこまめに巻きかえる
- 胡散臭いラインは使用しない
- 信頼できる店で購入する
総括
集中して釣りができたのは最初の方だけ、捜索活動により惰性の釣りになってしまった。精神力の鍛錬が足りないということである。
今回の釣行で得られたのはキャスト切れ対策について。釣りを始める前に各種点検をおこなっておけば、安心して釣りができるということだろうか。教訓としたい。