45UP捕獲を通して、良く釣れるルアーアクションを考察する 2017年11月3日
前回にひきつづき、今回も春の釣りで秋バスを狙うこととした。
地形変化が感じられる場所でダウンショットをステイさせたところ、45UPの捕獲に成功した。変に動かさず、ステイさせることが最高のワームアクションなのだろうか?
釣果報告とあわせ、ワームアクションについて考察してみた。
釣りに行った日時・場所
- 2017年11月3日(金)23時半頃~3時頃
- 湖西エリア
- 今年146回目の釣行
今回も春の釣りで秋バスを狙う
前回の釣行では、春の釣りを展開することで秋バスを捕獲するという作戦で釣りをおこなった。結果は、小バス3匹だったが、気づきを得ることが出来た。
この結果を受け、この日も春の釣りを展開することとした。春に実績の有るポイント及び春に釣れそうなポイントでダウンショットリグ釣行するという作戦である。
この日使用したワームは「ゲーリーヤマモト レッグワーム3.5インチ」他、である。
地形変化のある春ポイント?
23時過ぎに現地着。風無し、ベタ凪状態。まずはワンドエリアで釣りすることとした。
先行者あり、ライトリグで釣りをしている模様。しばらくするとバシャバシャ水音が上がる。推定40cmくらいの魚を釣った模様。魚はいるようだ。
このポイントは、一部地形変化が見られる。そこだけブレイクが手前に近いようだ。
他の地点とウィードエリアの場所が違うようで、その場所だけ手前にウィードがある。他の地点が岸から30メートル先にウィードがあるとすると、その場所は25メートル先にウィードがある、そんなイメージ。
そんな場所にダウンショットを放り込む。アクションはチョンチョンしゃくってフォールさせるリフトアンドフォール。
これで手早くサーチしていったが、異常が見られない。
ステイアクションで45UPが釣れた
ここであることを思い出す。ダウンショットでも、ボトムでのステイが非常に有効。早速やってみることとした。
着水後、ラインをゆるめてステイ(放置)。何もしない、全く動かさない。
その状態で20秒ほどたったことだろうか、ロッドが沖に引き込まれる。
一投目から本当に来たよ!(笑)しかも、なかなかの重量感、トルク感である。
ここで問題。小生と魚の間にウィードエリアがある。潜られると厄介なので、ロッドを立ててゴリ巻き。引きを楽しむ余裕はなく、潜られないように必死。
一瞬ロックした後、無理やり引っこ抜いたところテンションが無くなる。「あぁぁぁ藻化けかぁぁ」と思ったら、藻がバシャバシャしている。なんとかばれずにすんだようだ。
48cmくらい。
まぁまぁ重たい2000g。
春のダウンショット作戦成功である。しかもステイが効いた。今日はステイの日なのか?
春に釣れそうなポイントでもステイでバイト
しばらく同じ場所でやったが反応が無いので、春に釣れそうなポイントへ移動。
ここでもダウンショットのステイ作戦を実行。すると小バスのバイトが発生。やはりステイの日なのか?
この場所では釣れなかったが、ステイが有効なことを再確認。良く釣れるワームアクションはステイなのか?
ここで、ルアーアクションについて考察することとする。
良く釣れるルアーアクションとは?
キーワードは「ゆっくり」、「動かさない」
色々な人から聞いた話、ネット上の情報など、様々な情報から総合的に勘案すると、良く釣れるルアーアクションは、「ゆっくり」と「動かさない」の2点に集約される。
当然、動かすことで釣れることもあるが、「ゆっくり」、「動かさない」方が良く釣れる。特にサイズの大きい魚が釣れるという話である。
これはどういうことなのだろうか?
デカイ魚はあまり動けない!?
デカイ魚は年を取っており高齢。高齢だと人間と同じで、動きもにぶるはず。このように考えると、基本的にデカイ魚はあまり動きたがらないはず、もしくは動けないはずである。
これは捕食する時にも当てはまると考えられる。むやみやたらに動いてベイトを追うのではなく、あまり動かなくても確実に捕食できそうなベイトだけをターゲットにしているのではないだろうか?
確実に捕食できそうなベイトの動き、それは「ゆっくり」、「動かない」と言える。
「ゆっくり」、「動かない」ベイトは捕食しやすい
動いているベイトは、狙いを定めるのに苦労する上、泳げるMAXスピードに達するまでの時間が短くなるので捕食しにくいはず。
これに対して、「ゆっくり」、「動かない」ベイトは、狙いが定めやすく、MAXスピードに達するのに時間がかかるため、捕食が容易なはず。
このような理由から、デカイ魚ほど「ゆっくり」、「動かない」ベイトを狙うはず。
つまり、ルアーを「ゆっくり」と動かす、または「動かない」アクションをさせることで、デカイ魚を釣る可能性を高めることが出来るのではないだろうか?
デカイ魚を釣りたければ「ゆっくり」、「動かさない」
ワームのステイやずる引きが有効だったり、ビッグベイトのサスペンド、デッドスローリトリーブが良く釣れるという事実が、「ゆっくり」、「動かさない」説の裏づけだと言える。
デカイ魚を釣りたければ、ゆっくり動かす、または変に動かさずに放置しておいた方がよいということだ。そういう釣りを我慢して継続できる者が、いい魚を触ることができるのだろう。
釣行報告の続き
閑話休題。
風が吹いてきたので、春の釣りは中止して化け物ポイントへ移動することとした。ここでは、デスアダー6インチのノーシンカーリグ(横セッティング)を巻くことで、化け物を狙った。
デスアダーの縦、横セッティングについて以下の記事を参照されたい。
レンジを変えながら巻き続けたところ、着水から5秒後に巻き始めるレンジでバイト発生。
化け物きたか!!と興奮したが、水面を滑走して小バスがやってきただけであった。
小バスが釣れる時点でテンションが下がる。最後に回遊ポイントへ移動して、短時間集中して釣りをしたが反応無く、ここで終了とした。
総括
ルアーアクションの話は周知の事実かもしれないが、参考にしていただければ幸いである。小生も今一度意識して釣りをしていく所存である。
秋と言えばターンオーバーであるが、ボトムで釣れたということは、ターンオーバーはあまり気にしなくてもよいのか?たまたまか?