自身の釣りスタイルを見直す機会となった釣り大会報告 2017年11月11日
京の都に住むAmという男が、天下第一のバス釣りの名人になろうと志を立てた。
この日は毎月恒例の釣り大会。ノーフィッシュが許されない中、なんとかボウズを回避することができた。
釣果はともかく、今回の大会を通して、自分の釣りに足りないものを今一度認識することができた。
総じていうと、自身の釣りスタイルを今一度見直す必要がある、ということである。
釣りに行った日時・場所
- 2017年11月11日(土)22時頃~3時頃
- 湖西エリア
- 今年151回目の釣行
釣り大会の作戦
前日まで釣り大会のことを忘却していた小生。参加する以上は優勝を狙いたい。
というわけでこの日の作戦を以下の通り設定した。
- 0時頃までビッグベイトを投げる。大物を狙いつつ、40cmくらいの魚も釣れるので、手堅く一匹をものにする。
- その後、ダウンショットに切り替え、これまであまり釣りをしていないエリアで探索釣行。あわよくば、ラッキーフィッシュを捕獲する。
タイニーを投げ続けるが反応無し
今回も途中参加。移動中に今大会最高サイズとなった56cmが水揚げされるが、それ以上の魚を捕るチャンスはある。
釣り現場へ到着したのは22時前。風はまぁまぁ吹いていて、波は海のようにジャバジャバ状態。荒れている状況。化け物が出る予感がする。
仕度を整えポイントへイン。0時までは化け物ポイントで粘ることとした。
移動しながら要所要所を撃っていくが異常なし。
化け物ポイントで固定砲台開始。あちこちにタイニークラッシュを放り投げる。
ちなみに、この日のタイニーの使い方は以下の通り。
- 着水後しばらく放置。
- リールをすばやく数回転させて潜らせる。
- 潜った状態でスローリトリーブ。
水面直下を引いているイメージだが、本当にそうなっているのだろうか?
水温が低下し、水の比重が高くなっている。タイニーを中層で泳がせるため、そろそろ板オモリを装着することを検討しなければならない。
そんなことを考えながら固定砲台を続けたが、異常は確認できなかった。
あせる中、ダウンショットに変更
0時になっても反応無し。あれ、おかしい。チビでもくるはずなのに・・・
ちなみに今大会では、全員フィッシュという課題が勝手に設定された。勝手に決めんなや!
とはいえ、そんなことを言っている場合ではない。釣る必要がある。
ビッグベイトは諦め、ダウンショットリグにチェンジする。
これで釣れなかったら土下座するしかない。まさに、釣り人生をかけた釣行となったのである。
リーダーが切れ、集中力も切れていく
チビでもなんでもいいので釣るため、これまでの釣行において釣ってきたポイントを全て回ることにした。どこかで釣れるやろう作戦。
それがなかなか釣れない。
大分あせりながら釣りをしていることもあるのだろうか。惰性の釣りになっているのだろうか?
ウィードが無茶苦茶濃い場所に引っ掛かり、リーダーが切れてしまう。
あせる状況で結び直し。ウィードによる妨害工作。勘弁してくれ。
どこを撃っても反応が無い。やばい、土下座するんか???
やっぱりここにおったんか
先日から春の釣りで秋バスを狙うという企画をおこなってきた。その中で、魚の反応がもっとも多く得られた場所へイン。
ここで釣れなかった終わり。そんなポイントへ入る。
数投後にバイトあり。「コツコツ」突いているバイトからヌーッと重くなるまで待ってフッキング。無事水揚げに成功。
サイズとかクオリティーとかどうでもええ、釣れたからええんや!
サイズ測定するときに気づいたことがある。
アリバイシールを車においてきてしまった。このシールをメジャーに貼っておかないと公式記録として認められない。
仕方なく、魚を持って車まで10分ほどかけて歩き、シール貼ってから測定した次第である。
変に55UPを釣っていたら、重過ぎて持って歩けなかったかもしれない・・・
大会総括
その後は場所を変更。ルアーもデス6のノーシンカーに変更し、巻きの釣りを展開。
小バスと思わしき「ツツン」バイトが一回だけ。そのまま3時を向かえ、タイムアップとなった。
途中、ライトを煌々とともしながら湖岸へ近づいてくる二人組み。何も気に留めず湖面を照らしている。
ワカサギ捕り?まだ早いやろ?と思ったが、竿を持っていたので釣りをする模様。
あえて釣り人の存在を魚に知らせ、魚を散らした上で釣りをする猛者たち。こだわりの釣り方なのか?驚愕するしかない。
というわけで、結果は以下の通りとなった。
変なこだわりは阻害要因
大会終了後は居残り談話会。談話会と大会中に、色々なことに気づかされた。
このルアーで釣りたい。この釣り方で釣りたい。この場所で釣りたい。誰しもがそんなこだわりを持って釣りをしていることと思う。
しかし、それが前に出すぎるのは考え物である。
前にも書いたかと思うが、自分のしたいこだわりの釣りは釣り人の都合であって、魚に押し付けても釣れるとは限らないということ。
こだわりのルアー、こだわりの釣り方で釣っている人は、こだわりの中でも状況にアジャストできているから釣っているのだろう。
そう考えると、自分は単にこだわっているだけ。状況への適応は二の次、三の次になっている。
魚の都合に合わせる
釣りとは、こだわることであるが、それだけでは魚には触れない。
釣果は二の次で、こだわりぬくことが大事な場合は例外であるが、こだわりだけにフォーカスして重きをおいても、それは阻害要因にしかなりえない。
いまさらだが、やはり大事なのは、魚の都合にあわせて釣りをする適応力ということになる。
実際、今大会中釣っていた男は、あれこれ試して、その日の傾向を探った結果、サイズもそこそこで、数も多く釣っていた。
小生もこれまでの釣りにおいて、状況へのアジャストをある程度意識していたつもりだったが、つもりだけだったようだ。そのことが白日の下にさらされた。
釣りスタイルを見直す
今後の釣行においては、魚への適応を特に意識する必要がある。
平日夜の場合、釣行時間が長くても2時間ほどしか確保できず、その日の釣り方を決め打ちして釣りをしていたが、そのやり方も検討する必要がある。
つまり、限られた条件下でも安定して魚に触るため、釣りスタイルを見直していく。
そんな一つのターニングポイントとなった釣り大会であった。
以上である。バス釣り名人への道はまだまだ続く・・・