50UPを捕獲したデスアダーの使い方と釣れる理由を考察 2017年11月17日
デスアダー6インチのノーシンカー スローリトリーブ(遅巻き)が最近好調のようである。
この日は、小生もこの方法で50アップを捕獲することに成功。
そして一つのことに気づく。
なぜデスアダー6インチのノーシンカー スローリトリーブが釣れるのか?
この日の状況から考察した結果を報告する。
釣りに行った日時・場所
- 2017年11月17日(金) 22時過ぎ~2時頃
- 湖西エリア
- 今年154回目の釣行
水中はまだまだ秋なのか?
前回の釣行では、出会い頭の事故ながら50アップを捕獲することに成功した。
冬ポイントのダウンショットで50UP!答え合わせは無反応 2017年11月15日
今宵もこんな魚に出会えることを期待し、出撃した。
夜の琵琶湖湖岸は、まるで冬のような寒さ。琵琶湖水温は急激に低下しているが、厳冬期のようにバイトが出ないわけではなく、まだまだバイトが得られる状況。水中は晩秋といったところか?
といっても、強いバイトは得られないことから、活性の低さを感じる今日この頃である。
イメージ的にスローな釣りが有効と思われる今の琵琶湖において、今宵もスローな釣りを展開することとした。
まずはダウンショットから開始
22時頃に現地着。釣り人が多い・・・なぜ???今日は釣れるのか???
風はほぼなし。波もなし。穏やかな琵琶湖である。
前回釣行と同じく、ダウンショットで釣りを開始。ワームはいつもの「レイン ロックバイブシャッド3インチ」。
写真のように、その他のワームもたくさんもってきたが、使うのはいつものワーム。思い出で釣っている。
さて、入りたい場所には先行者がいたので、近くで釣りを開始。いつものリフトアンドフォールでステイを長めに取る作戦。
このあたりはフラットなイメージで、沖にウィード。そのウィード周りを丹念に探るが異常なし。
しばらくすると先行者が移動を開始したので、ありがたく入れ替わる。
こっちのエリアはブレイクが近いイメージ。ブレイクの近くに濃いウィード。前回バイトがあったのはそんなウィードエリア。丹念に探る。
しかしウィードが濃すぎて、やたら引っ掛かる。ダウンショットの宿命か。
マス針を使っているからか?オフセットフックならましになるのか???
ランガンするが反応なし
足元で小バスバイトが一回あっただけで、反応がないのでランガンする作戦に変更。
撃ちたい場所があるので、そちらへ向かいつつランガン。
ついでにワームも変更。「ZBC ミードヘッド4インチ」。ワームの形状に変化を加え、サイズをあげて魚を誘う。
ロックバイブシャッドの場合はリフトするとテールがプルプルする振動が伝わってくるが、ストレートワームの場合、水中で動いている感が得られない。ゆえにすぐに飽きてしまう。
それでもバイトを得るためにあちこちキャストしながら、撃ちたい場所へ到着。目を凝らすと暗闇の中に先行者。まじすか。
ワゴンセールで残っていたデスアダーの登場
ここまでダウンショットでボトム周辺を探ったがノーバイト。
今日はボトムではない。そう考え、表層~中層狙いの巻きの釣りにチェンジ。いつも通り「デプス デスアダー6インチ」をセットする。
先日、フィッシングエイトのワゴンセール台で売れ残っていたデスアダーである。
カラーは、「#110パンプキンシード/ゴールド&レッドフレーク」。これに#5/0フックを縦刺し装着、ノーシンカーで使う。
売れ残ったデスアダーが日の目を見る日が来た。こいつに活躍させたい、そんな親心である。
ちなみに、ルアー、ワームを購入するとき、諸君はどのように選択して購入しているだろうか?
売れているルアーを買う。売れ残っているから買わない。そんな人間の都合だけで選択していないだろうか?
以前から言っている通り、人間の都合で魚は釣れない。ましてや、大人の事情など魚には関係がないのである。
夜釣りにおいてカラーは釣果に影響しない。人間の都合は釣果になんの関係もない。そんなことを証明してやるのだ。
売れないワームでも釣れるんやで!
デスアダー6インチのノーシンカー スローリトリーブ作戦開始。
巻く速さは、ハイギアリールで、いつもは一回転3~4秒でやっているが、この日は一回転5~6秒とした。
弟子のMがこの巻きの早さで最近好調なこともあり、仕方なく採用した次第。ちっ。
この速度で巻くと、途中からウィードを感じ始め、ボトムに到着する。こちらに進みながら、なだらかに沈下しているのだろうか???
リール一回転5~6秒は、やってみると分かるがじれったい。早く巻きたくなる気持ちを抑え、水中をイメージしながらゆっくり巻き続ける。
すると、バイト発生。活性が低いのか、吸い込みが弱いのか、微妙なバイトであったが、その後じわーっと重くなっていく。なかなかいい感じの引き込み。
あわせるとデカイ魚の重厚感。ありがとうございます。
ベイトタックルの場合は、苦もなく魚をいなしつつ、楽に寄せて来られる。この点はスピニングタックルの方がスリリングで楽しい。
売れ残ったデスアダーが輝いた瞬間である。お前、やったなぁ!
同じラインでバイトが出るので粘ったがダメ
釣りを再開。先ほど釣れた時と同じラインを通すと、「ドゥンッ」というトルクのあるショートバイト。
何度も通すと、再度ショートバイト。乗らないが魚はいるようだ。
そのラインを中心にキャストし続けたが、その後は無反応。地合を逃したのか???
移動を決意。
先ほど先行者がいた場所へ再チャレンジ。今度は誰もいない。
引き続き、「#110パンプキンシード/ゴールド&レッドフレーク」のデスアダーをキャストするが、反応なし。2時頃まで粘ったが、何もないので終了とした。
デスアダーのスローリトリーブがなぜ釣れるのかを考察
この日気づいたこと。
この日は3バイト1フィッシュという結果だったが、3バイトともほぼ同じ場所で発生。
その場所とは、ウィードエリアの向こう側。つまり・・・ブレイク周りと考えられる。
このあたりのウィードは、ブレイクの肩あたりから生えている。2回あったショートバイトの後、巻き続けると直ぐにウィードエリアに突っ込んだ。
よって、ウィードエリアの向こう側、つまりブレイクあたりで魚が反応したものと思われる。
ここから考察すると、デスアダーのスローリトリーブが釣れるのは、ゆっくりと泳ぎながら沈下を続け、ブレイクにふらふらとたどり着いたベイトを演出できているせいではないだろうか?
となると、ブレイク周辺にキャストしてカーブフォールさせるだけでも釣れるのではないか?
そういえば、昔、現地で出会ったガマカツの元フィールドテスターも同じようなことを言っていた。
スコーンリグをキャストしてカーブフォールさせ、ブレイクに着底させる。それで食ってこなかったら即回収して同じことを繰り返す。これでデカイのが釣れる、とのこと。
これと同じことではないだろうか?
次回以降、これを意識しつつ釣りをすることとする。
以上である。
バス釣り名人への道はまだまだ続く・・・