寒波が襲来した琵琶湖で凍え、初冬の釣りに興奮を覚えた 2017年11月19日
年末並みの寒波が襲来。比良山系には積雪が確認されるなど、冬が到来したといってもよいくらい寒い琵琶湖。
急激に冷え込んだ日は、化け物が釣れる。
歴戦の釣り師の経験から得られた自然の法則。それを信じ、化け物を求めて琵琶湖へ出撃した。
結果はショートバイトのみ。しかし、魚との駆け引きに、かなり興奮することができた。
やはり冬の釣りは止められない。
釣りに行った日時・場所
- 2017年11月19日(日) 22時頃~0時半頃
- 湖西エリア
- 今年155回目の釣行
寒波襲来!琵琶湖が寒い
いつもなら土曜日の夜は出撃するのだが、暴風により釣りが出来る状況ではないとの情報を得たため休暇をとった。その代わりに日曜日の夜から出撃することとなった次第。
22時過ぎに現地着。寒い。そして誰もいない、ひゃっほ~。
車の温度計によると、気温は4℃。氷点下釣行に比べれば、4℃は温かい方であるが、いつもの格好だと寒い。本格的な防寒対策が必要な時期になったようだ。
「急激に冷えた寒い日は、化け物が釣れる。」
釣り暦が長い人ほどそんなことを言う。なぜ釣れるのか?
ちなみに、雪が降った場合は、水中の溶存酸素量が増えるから活性が高まるという考え方があるらしい。
ともかく、化け物級の魚に触れるチャンスがあるものと考え、今宵も釣りを開始した。
やや荒れの琵琶湖でダウンショット
まずは、いつものダウンショットから開始。水温が比較的安定するボトム付近に潜む魚を探索することからスタート。
風はまぁまぁ吹いているが、波はそんなに激しくない。ただ、岸際に波が打ち寄せられている状況。やや荒れ状態。
ウィード周りを丹念に探っていく。相変わらずこの辺りのウィードは濃く、ストレスが溜まる。
反応は得られない。それにしても寒い。
水温確認を確認した後、ウィードの中をライトテキサスで狙う
ここで思い出す。水温計を購入したことを。
Smithの水温計。釣具屋で購入した。早速水温を測定。
12℃~13℃。ただし表層の水温。後日、ロープをくくりつけてボトムの水温も測定できるように調整する予定。
先日15℃ほどあったはずの水温も、さらに低下中。水中も初冬に入ってきた様相である。
こんな寒い日は、魚たちはウィードの中でじっとしているに違いない!そう考え、ライトテキサスにチェンジ。
シンカーは、いつもより軽い1/32oz(0.9g)のタングステンシンカーを採用。ワームは「レイン ロックバイブシャッド3インチ」を採用。
シルエットが小さくすることで、ウィードの中まで入っていくことと、ウィード抜け能力を期待したものである。
期待通りウィードにはほとんど引っ掛からない。引っかかっても少しの動きで外れる。これはいい。
ほぼノーシンカーに近い状態で使えているが、ノーシンカーほどだるくない。ゆっくり動かせて、フォールもスロー。じっくり魚にアピールできる。
しかし何も起こらない。それにしても寒い。
デスアダーのスローリトリーブ
ボトム付近を探っても反応がないことから、巻きの釣りにチェンジする。
おなじみの「デプス デスアダー6インチ」のノーシンカーでスローリトリーブする作戦。
前回釣行時にバイトが出たラインを中心に巻く。
この時間くらいから波が激しさを増してきた。巻きに適した状況か?
巻くレンジを調整する。着水直後から巻き始めたり、着水後3秒後に巻く、5秒後に巻く、いろいろ試すが反応は得られない。
それでも巻き続ける。あかん、思い出で釣ってる。
ポイントを変えるべきか?このままずっとここでやり続けるのか?決断しなければならない。
風裏のワンドエリアでデスアダーSPデビュー
決断のタイミングが遅くなったが、移動することとした。この見切りがまだまだ出来ていない。
風があるので風裏のワンドエリアへ移動することとした。寒さと波で疲れた魚が集まっているのではないかと考えた次第。
そしてここで思い出す。
「サスペンデッドデスアダー」である。開発コードは「デスアダーSP」。
デスアダーのスリットに発砲スチロールをはさみ込んだだけ。これでフォール速度が遅くなるはず。ゆっくり巻いても沈まないはず。これで爆釣間違いなし。
足元で動きを確認する。普通に沈んでいく気がする。あれ?おかしいなぁ。
気のせいにして、サスペンデッドデスアダー6インチのスローリトリーブ作戦を発動。
キャスト時に発砲スチロールが飛んでいかないかをまず確認、大丈夫。
そして巻き続ける。ウィードに引っ掛かり、戻ってきたデスアダーを見ると発砲スチロールが無い。殉職。失敗。
接着剤でくっつけるか、棒状のもので固定するか。改善の余地ありありである。
化け物エリアでショートバイト、心臓バクバクした
最後に化け物エリアへ移動。
先行者あり。ロッドを高くあげてモゾモゾしているので、ヘビダンかヘビキャロか。沖のブレイク狙いか?化け物ポイントはボトム狙いが吉なのか???
一方、小生は巻き続ける。着水5秒後に巻きはじめると、途中でウィードにぶつかる。そのウィードから抜けた瞬間に「トゥン、トゥン」というショートバイト。
食いきらないので、セカンドバイトを期待してそのまま巻き続ける。
再度ウィードに当たり、外れた瞬間に再度バイト。しかしこれも食いきらない。
「オラオラ、もう一回食ってこいや~~」と、巻き続けたが反応無し。
「食わんのかい!」と思わず言葉が漏れる。そして我に返ると心臓バクバク。ショートバイトだけでこんなに興奮できるとは・・・冬の釣りはやはりキサイティングである。
ボトム付近に魚はいる模様。ボトム直上を巻いてくるイメージで巻き続ける。そしてガッツリ根掛かり。動かない根掛かり。いわゆる地球である。
ラインも切れてしまい、寒さで集中力も切れた。ここで終了。
防寒対策をしっかりと!
この日なにより感じたのは、防寒対策を本格化させた方がよいということ。
いつもはインナーを数枚着て、ゴアテックのレインウェアを着ているだけだったが、これだともう無理。全身が冷たく、手もかじかんでしまった。
手袋も安物の薄いものだと手がかじかむ。
しっかりと防寒対策をして、寒さで集中が切れないよう留意する必要がある。
というわけで、後日、本格的な防寒着を購入する予定である。
見切りのタイミングと決断力
寒さ対策はともかく、ショートバイトだったが、魚から反応が得られたことはよかった。やはり荒れる日は化け物ポイントなのか???
その一方、見切りのタイミングに気をつける必要がある。ルアーを変えるのか?移動するのか?固定砲台になるのか?
自信をもって釣りをしないと、集中が緩慢となってしまう。すぐに行動に移せる決断力が必要な用である。この点を今後意識していく。
以上である。
バス釣り名人への道はまだまだ続く・・・