釣れない理由は「トランキーロ、あっせんなよ」にあった 2018年5月26日
5月は10cmくらいのバスしか釣っていない。
この緊急非常事態から離脱するため、この日は南湖西岸の某ポイントへイン。
ロッド2本持ちで色々なルアーをキャストし続けたが、ノーバイト。
なぜ釣れないのか?なぜバイトが出ないのか?
その答えは「トランキーロ、あっせんなよ」にあった。
釣りに行った日時・場所
- 2018年5月26日(土) 22時半頃~2時半頃
- 南湖西岸エリア
- 今年73回目の釣行
南湖西岸で色々投げる作戦
5月に入ってからろくな魚に触ることが出来ていない。
朝から出撃した日に「ゲーリーヤマモト ヤマセンコー2インチ」で釣り上げた10cmほどの小バス1匹のみである。
これはまさに緊急非常事態。今、バス釣り界が揺れている。
というわけで、そろそろ本気を出すために向かったのは南湖西岸の某所。
先日バイブレーションによる地形探索を行った場所である。
このポイントで色々なルアーを投げる作戦を実施することとした。
有名ポイントなので魚がいないはずは無い。
そんな場所で色々な種類のルアーを投げていれば、バイトくらい出るだろうと言う考えである。
珍しくロッド2本持ちで出撃
22時半頃に現地着。家から30分くらいで到着してしまう、この近距離は魅力的。
普段はロッドを1本しか持ち歩かないのだが、今夜は色々なルアーをキャストする方針であるため、ベイトタックルとスピニングタックルを準備。
あちこちランガンするのもよいのだが、この日はほぼ一ヶ所で固定砲台となってキャストし続けることとした。
目指すポイントは先日の釣行で陣取ったポイント。見た目にも変化があるシャローエリア。
そこへ移動する途中にいたのは大量の釣り師。お前たち、釣れているのか?
目的地には誰もいなかったので華麗にイン。ここは釣れないのか?
「人がいるから釣れる、いないから釣れない」というわけではないので、気にせずここで釣りを開始。
すべてのレンジを網羅しつつルアーの種類も変える
最初に投げたのは信頼と実績の「デプス デスアダー6インチ」のノーシンカーリグ。
レンジを変えながらのスイミング、ボトムずる引き、リフトアンドフォール、放置などなどを駆使する。
狙うのは沖の方と左右のボトムゴリゴリゾーン。
以降、使用したルアーを順不同で紹介する。色々投げたといったが、大して色々投げていなかった。
ゲーリーヤマモト ヤマセンコー5インチ
ノーシンカーで使用。デスアダーと同様、スイミング、ボトムずる引き、リフトアンドフォール、放置で使用。
ダイワ ピーナッツ2
クランクベイトはほとんど使用しないが、久々に使ってみた。
表層巻き、中層巻きからはじめ、殉職におびえながらのボトムノックで使用。
ただ巻き以外にも、巻いて沈めて浮いてくるのを待つ作戦も展開。
ゲーリーヤマモト カットテール4インチ
昔よく使っていた信頼と実績のワーム。ほぼリフトアンドフォールだけで使用。
これを使えば少なくともギルバイトは出ると考えたが異常なし。
メガバス POP-X
何をしてもバイトがでないので、トップを攻めてみた。反応なし。
小魚やザリガニは大量にいた
ポイントを少し変えてみることとした。
なぜが人の行き来を多い場所があったので、少し観察。
水深は1mにも満たない場所にインレット。そのあたりに大量の小魚がぴちゃぴちゃしている。
みんなここを狙っているのか?
でかいのが入ってくるタイミングと合えば、釣れそうな雰囲気。雨の日が良いか?
岩がゴロゴロしている場所の水中も観察。
テナガエビの姿に混じってザリガニ発見。
早速ザリガニ釣りに転向。ザリガニのサイトフィッシング。
デスアダー6インチをザリガニの目の前に落とすとバイト!
しかしデスアダーが太すぎて挟みきれない。
ゆっくり引き上げてみたがバラシの連続。もうやってらんない。
ザリガニが岩の隙間に大量にいたので、岩ゴロゴロゾーン付近をクロー系ワーム(ザリガニの形をしたワーム)でネチネチしたら釣れるのか!?
なぜ釣れないのか?やるべきことはすべてできたのか?
この日はそれなりに様々なアプローチでバスの水揚げを狙ったが、何の反応も得られなかった。
あとやるべきだったのは、ルアーサイズを変えてみることか。
カットテール4インチで反応がなかった時点で、最強ワーム「ゲーリーヤマモト ヤマセンコー2インチ」を登場させるべきだったか?
あるいはサイズを大きく変えてビッグベイト。この日は持ってきていなかったが、チャンスはあったかもしれない。
色々なルアーを使うやり方もあるが、同じルアーだけを投げまくる方法もある。
やっているつもりでも、まだまだできていないことは多いようである。
釣れない理由のヒントは「あっせんなよ」にあった
そういったテクニカルなこと以外に、確実にいえることが一つある。
それは「トランキーロ、あっせんなよ」というもの。
「は?」と思った諸君。釣れなさ過ぎて小生がおかしくなったわけではない!
「トランキーロ」というのは、スペイン語で「静かな・落ち着いた」という意味の形容詞。
これが転じて「焦るな!」。さらに転じて「あっせんなよ!」に変化したらしい。
つまり、釣果だけを求めてあせるなということ。
そもそも釣りは魚を釣ることが目的ではなく、自分に向き合い自然と対話するものである。(キリッ)。
この日おこなったザリガニとの戯れはその一部。遊びでやっているわけではない。
釣れないという事実に焦りを感じて自然を無視することは本末転倒。
釣りの本質を見失っている、というより、それは釣りではなく漁である。
今一度、自分自身を小一時間問い詰める必要がある。
自分がやっているのは釣りなのか?それとも漁なのか?
稀代の天才釣りブロガー小生の果て無き修行の道は、まだまだ続く。