チヌのヘチ釣りではリグを軽くすることが大事だが底を取ることの方がより重要な気がした 2019年4月22日
翌日が時差出勤となったため、平日にもかかわらず大阪湾へ海洋パトロールに出撃。
風が強い中、ボトム(底)を確実に感じるためにやや重めのシンカーでサーチして行くと、この日もチヌの水揚げに成功。
ヘチ釣りにおいてはリグを軽くすることが大事だが、底を感じることの方がより大事なのではないかと感じた夜となった。
釣りに行った日時・場所
- 2019年4月22日(月)22時半頃〜1時半頃
- 大阪湾エリア
- 今年46回目の釣行(琵琶湖38回 海8回)
平日の海洋パトロール
この日は月曜日にも関わらず、チヌのヘチ釣りのために大阪湾に出撃した。翌日の出勤時刻がいつもより2時間ほど遅くなったことから、断行した次第である。
大阪湾がもっと家から近ければ平日でも普通にいけるのだが、自宅から下道で向かうと1時間半は確実にかかってしまう。
高速道路を利用すれば1時間以内に到着することは可能だが、片道2,000円以上かかってしまうので破産間違いなしである。
こうなったら地殻変動によって自宅と大阪湾が隣接するまで数億年待つしかない。
グローバルでシームレスな時代だからこそ何が起きるか分からない。そんなことを考えつつ、大阪湾に向かって針路とった。
風が強かったのでシンカー重めにセッティング
先日チヌの水揚げに成功したエリア周辺に到着。時刻は22時半頃。2時頃までなら釣りができそうなので、時間はたっぷりある。
ちなみにヘチ釣りってのは、フック(針)とシンカー(重り)とワーム(えさ)だけのシンプルなリグ(仕掛け)を用いる釣法。非常に軽いリグを岸壁などのきわ(ヘチ)に落とし込んでチヌを釣るのである。
今回もそんなヘチ釣りを開始。先日と同様、釣りを始めたのは風表ゾーン。先日よりも風は弱いが、軽いリグだと何をやっているのか分からない。
このままでは釣れる気がしないので、シンカー(重り)の重量を若干重たくしてみた。
最初に使ったリグ(仕掛け)の総重量は1.6gくらい。今回は2.13gくらい。約0.5g重くしてみた結果、リグの重量感を感じつつ落とし込めることに成功。
さらにボトムの着底も感じられる。0.5g違うだけでこれだけ違うものかと驚愕するばかりである。
チヌの強烈な引きに興奮した
シンカーを重くしたことによりボトムが感じられ、釣れる気もしてきた。下の写真のような岸壁のつなぎ目を中心にして仕掛けを落とし込んで、チヌのバイトをひたすら待った。
しかしながら経験がほとんどないこともあって、はっきり言って釣れる気がしない。ホゲーリーの予感がプンプンする。
だが、そこで適当な釣りになると釣れる魚も釣れない。集中し続け丁寧にワームを落とし込んでいく。
チヌのバイトが出るのは、落とし込んでいる最中かボトムへ着底した直後のどちらかであることが多いらしい。事実、前回釣行時もボトム着底後に食ってきた。そして今夜も同じパターンであった。
ワームがボトムに着底後、数秒放置。そしてゆっくりとティップをあげて様子を伺うと違和感。というか確実な生命感。
「おっしゃチヌきたーー!」とフッキングすると強烈な引き。シャチが釣れたのかと思うほどの引き。
いや、この引きはチヌではない、これはシーバスか?と、シーバスを釣ったことがないのにシーバスのせいにする小生。それほど強烈にツッコミで心臓がバクバクする。
そこから華麗に水揚げ。正体は狙い通りの良型チヌであった。
45cmくらいであの引き。年無し(50UP)だとどれだけ引くのだろうか?
ともあれ、今夜のミッションも完了。ホゲーリー回避の安堵感と良型チヌ水揚げの幸福感に包まれた。
風裏ゾーンへ行ってみたが反応無し
いいサイズのチヌが釣れたので、このまま帰ろうかと思ったがまだ23時半頃。釣りを初めて約1時間。せっかくきたのに帰るのも勿体無いので、場所を変えてももうしばらく釣り続けることにした。
移動先のポイントは風裏ゾーン。先日チヌを水揚げしたゾーンである。
エリア一帯を手早くサーチ。ここは風の影響がないのでシンカーは軽めに設定。フォール中のバイトを誘発する作戦に出たが不発。
1時半頃までやってみたが、ここでは何も起きず終了。
結果的には良型チヌの水揚げに成功したがあとが続かない。その理由を考えてみることとした。
ボトムで釣れるなら重めのシンカーが有効か?
前回も今回もボトム付近でチヌが食ってきた。今の時期はボトム狙いが有効なのだろうか?
となると、軽めのシンカーでゆっくりと落とし込んでフォール中のバイトを待つより、重めのシンカーで一気にボトムまで落とし、リアクションバイトのようなバイトを誘発する方が効果的なのだろうか?
あるいはもっと上の方、海面に近い場所にチヌは泳いでいるのかもしれない。よって次回釣行では中層のサーチはやめ、海面直下のサーチとボトムのサーチをメインに釣りをすることとする。
あと、この日わかったことは、ガン玉をフックに直接装着してもフッキングに致命的な支障はないということ。もしかしたらガン玉が邪魔でフッキングできないのではないかと危惧していたが、この日は問題なくフッキングできていた。
ガン玉の装着位置によっても落とし込むスピードや姿勢を制御できるようなので、今後の研究材料とする。
もはや小生の釣りは研究。貴様らの低俗なバスフィッシングとはレヴェルが違うのである。(キリッ)
以上である。