琵琶湖の水深・地形を知る方法「湖沼図(湖底図)」のご紹介

2017年7月20日知識・テクニック

国土地理院の地理院地図について簡単にご紹介。

琵琶湖の基本情報

まずは琵琶湖の基本情報から。

  • 面積 669.23km^2(東京ドーム1434個分。淡路島より少し大きめ)
  • 周囲長 241km(京都から金沢までの距離と同じくらい)
  • 最大水深 103.58m(通天閣の高さと同じくらい。最深部は安曇川沖。)
  • 水面の標高 84.371m(大阪城天守閣の頂上と同じ高さに位置)

国土地理院の地理院地図

ポイント選びのときや現場で地形を確認したいときに役に立つのが、国土地理院の地理院地図の湖沼図です。

国土地理院の地理院地図 https://maps.gsi.go.jp/

湖沼図(湖底図)とは

国土地理院サイトの説明を引用します。

湖沼図は、湖沼調査の結果をとりまとめたもので、湖底地形(等深線による表現)、底質(湖底表面の推積物)、水生植物及び湖岸や湖面に設けられた湖沼利用に関連する各種施設などを表現した1万分1の大縮尺図です。 また、湖底の断面形や底質分布などが、図中の分図として描かれています。

よく分かりませんね(笑)

湖沼図(湖底図)から分かること

簡単に言うと、湖沼図(湖底図)とは、湖の底の地図のこと(そのまんまやん)。湖沼図=湖底図です。(以下、湖底図と呼びます。)

湖底図から以下のことがわかります。

  • 湖底の高低さ(水深
  • 地形の変化(シャロー、ブレイク、流れ込みなどの位置
  • 湖底の質(砂、泥、岩など)

つまり湖底図を見れば、

  • ポイントの水深
  • 岸からブレイクまでの距離
  • ディープに隣接するシャローの場所

こんなことまで分かっちゃいます。魚探が使えないおかっぱり釣り師にとっては貴重な情報源ですね。

パソコンだけでなく、スマートフォンでも閲覧することが出来るので、自宅だけでなく琵琶湖の岸際でも確認できます。
「ウィードエッジはここまでか」とか、「このあたりが回遊ルートやなぁ」とか、「早春のコンタクトポイントはここだ」など、現場で湖底図を見ながら釣りをするだけでいろいろ妄想できるので、楽しいですよ。(笑)

湖底図の具体例

次に湖底図の具体を見ていただきます。こちらをご覧ください。

湖西某所(笑)の湖底図です。古い航空写真と湖底地形(水深)と底質が確認できます。
湖西某所の湖底図
(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

ご覧いただければ分かるとおり、これはかなり使えます。自宅でポイント選びの際や、現場でここってどういう地形なのか確認したい場合、湖底図を見れば大まかな様子を確認することができます。以下、有名ポイントの湖底図をご紹介します。

和邇川河口

大きな水中岬を形成しており、急深ブレイクと水通しの良さから多くの魚が集まってくるようです。
和邇川河口の湖底図
(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

大谷川河口・松の浦

岸からすぐ先にスーパーブレイク。岸から数メートル先の水深が10メートル以上。湖流がかなり激しい場所です。琵琶湖のパワーに驚くこと間違いありません。
大谷川河口・松の浦の湖底図

(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

滝川

湖西エリアの河口付近のブレイクは急深で、魚の居付き場、兼、回遊ルートにもなっています。
滝川の湖底図
(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

近江舞子

ドン深地形です。大昔に隆起したのでしょうか?地形変動によってこのような地形になったようです。ディープの釣りは難しいです。
近江舞子の湖底図
(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

におの浜

基本的にはシャローフラットですが、西と東で水深が若干違います。残念ながら細かな変化は湖底図からは読み取れません。
におの浜の湖底図
(画像をクリックすると、実際の湖底図をご覧いただけます。)

湖底図の情報は古い

このように、かなり活用できる湖底図ですが、湖底図の情報は基本的に古いです。数十年前に実施された湖底調査の時の情報を元に作成されているので、現在の地形と大きく異なっている場合があります。

特に南湖東岸の湖底図はかなり古いようで、埋め立て工事、護岸工事以前の状況なので、現在陸地であるはずの場所は水中に沈んでいます。(笑)当然、湖岸公園などは全く存在しません。

さらに、湖流、波によって岸や湖底の土砂がられたり、滞留したりして地形が変化していることもあります。湖底図は必ずしも正しい情報ではありませんので、鵜呑みにしないようにご注意ください。

湖底図を活用してよい釣りライフを

湖底図はいかがでしょうか?自宅にいながらあちこち確認して妄想するのも楽しいですし、現地で釣りをしながら地形変化をスマホで確認することもできます。

活用次第で釣果アップが期待できる湖底図。ご活用してみてはいかがでしょうか?