バス用タックルで手軽に釣れるエギングで秋のアオリイカを釣ってみた
先日、初めてエギングでアオリイカ釣りに挑戦してきました。
琵琶湖でバス釣りをするときに使っているタックルでやってみましたが、大きな支障もなくアオリイカの水揚げに成功。(キリッ)
エギ(ルアー)とバス用タックルさえあればすぐに釣れるエギングについてご紹介します。
エギングってリフトアンドフォールでイカを釣ること
エギングとは簡単にいうと「エギ(餌木)」というルアーでイカを釣ることです。(横文字にして格好つけているだけです笑。)
そしてエギングのアクションはひたすらしゃくって落とし込むだけ。つまりバス釣りでいうところの「リフトアンドフォール」です。
イカはフォールしてくるエギにバイトするらしいです。よって、エギをリフトアンドフォールさせるだけでイカを釣ることができるのです。簡単ですね!
また、リフトアンドフォール以外にも、ボトム(海底)をズル引きすることで釣る事もできるそうです。
道具はエギとロッドとリールだけ。ロッドとリールも普段バス釣りで使用しているスピニングタックルで十分です。
用意する道具が少ないので、バス釣りをしている人なら誰でもすぐにエギングでイカを釣ることができるのです。
必要な道具(ライトリグ用のバス用タックルでOK)
それでは実際に私が使った道具の紹介も交えて必要な道具を説明します。
ロッド(竿)
ロッドパワーがL(ライト)からミディアムライト(ML)くらいのロッドでOK。遠投するのでロッドレングス(竿の長さ)は長い方がいいですが、6.6フィート以上あれば十分でしょう。
私は「シマノ ポイズンアドレナ270ML-2」や「シマノ ポイズンアドレナ266L-2」を使いました。
リール
別に何でもいいと思いますが、ハイギアリールの方がやりやすい気がしました。
私は「ステラ 2500S」を使いました。ローギアですが問題ありません。
ライン(糸)
リフトアンドフォールさせるので、水に浮き伸びが少ないPEラインが推奨です。
私は「シマノ ピットブル」というPEラインの0.8号に10lbのフロロラインをリーダーとして繋いで使いました。
エギ(ルアー)
安いエギもあれば高級なエギもありますが、最初は何でもいいと思います。私はエギ5個入りケース付きで1,200円くらいのものを買いました。
100均のダイソーでもエギは売っているので、これでもいいかもしれませんね。
エギは2.5号のもの使用しました。秋は新子といわれる小さいイカが釣れるので、エギも小さめの10cmくらいの2.5号でいいようです。(春は大物が釣れるのでもっと大きいエギがいいみたい。)
とはいえ、リフト時の動きやフォール姿勢、飛距離などがエギによって変わってくるようなので、そこそこ値段のするエギを買った方が無難かもしれません。
エギングで釣れる場所は漁港の堤防
さて、道具がそろったら海へ出かけましょう。ネット上でポイントを調べれば大体出てくるはずです。
私のような初心者の場合は漁港の堤防からエギングするのがよさそうです。イカって漁港周りで釣れるんです。特に回りに磯場やウィードが多い漁港に集まってくるらしです。
足場がいいので漁港はオススメです。エギングで有名な漁港を探してみてください。
ただし、たいていの漁港は駐車料金や清掃協力金が徴収されます(1,000円くらい。)また、釣り禁止、立ち入り禁止の漁港もあるようなので、周辺の看板をよく見ておきましょう。
ちなみに、ポイントについたら周辺の足元を見て、イカスミで黒く汚れていないか確認してみてください。良く釣れる場所であれば、釣られたイカが吐き出したイカスミで汚れているはずです。
エギングのアクションはリフトアンドフォールの繰り返し
エギングのアクションですが、まずはエギを普通にキャストします。
着水したらフォールさせます。どこまでフォールさせるかですが、そのポイントの水深やその日の状況に応じて変えたらいいです。
釣れるレンジ(棚)もあるのでボトムまで沈めたり、途中まで沈めたり色々です。
私がやったときはボトムまで沈めずに着水から数秒間フォールさせました。このあたりはそのときの状況次第なので、色々試したらいいです。
ボトムが岩場の場合はボトムまで沈めると普通に根掛りするので注意ですね。
フォールさせたらしゃくります(リフトさせます)。エギングに堪能な人の中には、ものすごいリズムでしゃくる人がいるようですが、初心者はゆっくりリフトさせたらいいです。(ちなみに、しゃくるリズムを早くすることで、ミノーのトゥイッチの練習になります笑。)
私も最初は必死にしゃくってましたが、疲れるだけでした笑。普通に「スーッ、スーッ」と2回に分けてスローにリフトさせるくらいでも十分です。
とにかく、少しでも高い位置からフォールさせられるようエギを高くリフトさせるイメージでしゃくってみましょう。
バイトがあったら適当に合わせて寄せたらOK
エギのフォール中やしゃくり始めに違和感を感じたらイカです。(水に沈んだビニール袋がひっかかったようなヌーッとした重たさなど。)
私の場合、バイトあったら適当にあわせて適当に寄せました笑。秋に釣れるアオリイカは手のひらサイズなので適当でも大丈夫みたいです。春に釣れるでかいイカの場合は、ちゃんとやらないとだめかもしれません。
釣れたらスミに注意!服が汚れたらすぐに洗うこと
エギングポイントでリフトアンドフォールしていればそのうち釣れるみたいです。時に秋は、サイズは小さめですが数釣りが楽しめるようです。私がいったときは全然釣れなかったですが・・・笑
で、見事水揚げしたらイカが吐くスミに注意しましょう。奴らはいきなりスミを飛ばしてくるので、あまり近づかない方がいいです。
このスミって服についたら真っ黒でなかなか取れないらしいです。よって、もしスミが服についてしまった場合は、すぐに水洗いしましょう。水がなければティッシュで吹くだけでも大分代わってきます。
私も着ていたレインウェアのズボンにスミがつきましたが、気づいた時点でウェットティッシュで拭いたので真っ黒にならずにすみました。
イカを家に持って帰る場合
釣れた魚を自宅に持って帰って食すのが海釣りの醍醐味の一つですね。というわけで私も釣れたアオリイカを持って帰りました。
持って帰り方ですが、まずはイカを絞めます。絞め方は、イカの目の上の辺り、人間で言うところのおでこをロッドのエンドでぶん殴ります。
すると黒かったイカが一気に真っ白に変わります。爽快です笑。YouTubeなんかで絞めるときの様子がアップされているので見てみてください。
イカを絞めたらジップロックか何かに放り込んでおしまいです。クーラーボックスにでも保管しておきましょう。
家に帰ったら道具は水洗いしましょう
釣り終えて家に帰ったら、できるだけすぐに道具を水洗いしましょう。ロッドやリールに付着した海水が固化して塩になってしまいます。
塩は道具のトラブルを引き起こしたり寿命を縮める原因になるので、真水で洗い流しておく必要があります。
できれば釣り場で簡単に洗い流しておいて、家でガッツリ洗うのが理想です。よって、釣りに行くときは水を入れたペットボトムを持っていってその場で海水を洗い流しておきましょう。
ロッドやリールだけでなく、エギもさびてきますので一緒に洗っておきましょう。
この家に帰ってから「洗う」という作業が面倒くさくて今まで海釣りは敬遠していましたが、実際にやってみると実質5分ほどで作業は完了するので、それほど面倒くさくないです。
また、汚れが綺麗に落ちるのでいつも新品のような輝き!道具に対する愛着もわくってもんです。
本当にお手軽な釣りだからやってみて!
エギングのまとめです。
- バス用の適当なスピニングタックルでエギングは楽しめる
- 安物のエギをリフトアンドフォールさせておけば釣れる
- スミには注意!服についたらすぐに拭く
- 道具はなるべく早い段階で水洗いする
あまりたいそうなことをしなくても手軽にできる釣りだということが分かってもらえたと思います。
一回やってみて面白くなければ2度とやらなければいいだけの話。色んな釣りを経験することでバスも釣れるようになるはず!(キリッ)あと、持って帰って食べたイカはうまかったです。
今夜のおかずにもなるイカが釣れるエギング。本当に手軽で簡単に釣れるので、興味のある方はぜひやってみてください。