同じポイントに通って釣りのホームグラウンドを持つということ

2018年2月9日知識・テクニック

釣り人

なかなかバスが釣れず、魚を求めて当ても無く琵琶湖をさまよっている私のような初心者にぜひ読んでもらいたい記事です。

「先週、このポイントでこのルアーで釣れたらしい」。そんな情報を元にそのポイントへ行って、釣れたと聞いたルアーを適当に投げていたりしませんか?それで釣れることもあるでしょうが、大抵の場合は釣れません。そして面白くありません。

私も以前は釣果情報などをもとに琵琶湖のあちこちをさまよい、そして釣れない日々が続きました。(釣れないのは今もですが・・・笑)

そんな状態から脱出するために、同じポイントに通い続けることにしてみました。ホームグラウンドを作ってみたのです。

そのかいもあってか、以前より釣れるようになった気がします。また、釣れると聞いた場所で適当にルアーを投げるということはなくなりました。

実は、釣りがうまい人ほど通い慣れたポイントをいくつか持っています。同じポイントに通い続けて、自分のホームグラウンドを持っているのです。

某釣具屋の若い店員も「同じ場所に通ったほうがいいっすよ!」と言ってました。(笑)

釣りのホームグラウンドを持つことには、どういう意味があるのでしょうか?また、ホームグラウンドはどう選べばよいのでしょうか?

今は亡き「林圭一」氏が書いた書籍「バス・フィッシングの基本と戦略」には、「ホームグラウンドを作るメリット」、「ホームグラウンドの選び方」に関して触れられていますので、私の実体験を交えて紹介します。

同じ場所に通ってホームグラウンドを作るとは?

「バス・フィッシングの基本と戦略」では、筆者(林圭一氏)は、季節を通じて自分が決めたポイントに何度も足を運ぶことを推奨しています。さらにどんなポイントに通うべきかを教えてくれています。

簡単に言うと、以下のようになると筆者は言っています。

「通うことにより、バスが見えるようになる。そして、通うに足りるポイントとは、近くて有名で、割りと浅い中規模ポイントである。」

どういうことなのか、以下に説明していきます。

同じポイントに通うメリット

同じポイントに通い続けホームグラウンドを作る理由は以下の2点です。

  • ポイントの地形、水質といった環境に詳しくなれる
  • 季節を通じてバスの大まかな様子が見えてくる

ポイントの地形、水質といった環境に詳しくなれる

同じ場所で何度も釣りをすることで、ウィードやブレイクの位置、水中岬といった地形変化を知ることができます。

また、年間を通して通い続けることで、季節によって変わる水質の変化やウィードの状況といった環境変化を感じることができます。

こうやって得た地形や環境変化といった情報と釣果とリンクさせることで、バスが付く場所や釣れる場所を感覚的につかんでいくことができるというわけです。

私もホームグラウンドをもって一年以上経ちますが、大まかな地形変化であったり、狙うべき場所はある程度把握できているつもりです。

これに加え、ウィードが濃い場所、冬でも残る場所といった情報を加えることにより、魚の付き場所が年間を通して分かるはずです。

が、成果が出ないので、分かっていないのでしょうね。とほほ

季節を通じてバスの大まかな様子が見えてくる

比較的釣れる時期や釣れない時期、スポーニングの時期と場所、シャローで良く釣れる時期や沖合いで釣れる時期など、通うことで魚の動きや位置を知ることができます。

魚の動きと季節を意識することで、魚と季節の関係性を経験的に捕らえることができるようになります。

確かに年間を通して通うことで魚影の濃さの変化は感じることができました。さらに、時期によってベイトがいたりいなかったりするし、居場所も大きく変わることも経験しました。

ただし、こちらも釣果には繋がっていません。泣

琵琶湖

どんな場所に通うべきか

それではどんな場所に通ってホームグラウンドにすべきなのでしょうか?筆者は以下の4点をホームグラウンド選定の条件にあげています。

  • 家の近くにあるポイント
  • 穴場ではないポイント
  • 中規模ポイント
  • 深くなくて変化にとんだポイント

家の近くにあるポイント

何度も通うポイントなので、家から近いほうがいいでしょう、という単純な理由です。

どんなにいいポイントでも、家から数時間もかかるようなポイントでは通い続けることが難しいといえます。よって、家から近い場所が推奨です。

私の今のホームグラウンドは、家から一時間以内に着く場所にあるので、この条件はクリアできていますね。

穴場ではないポイント

「穴場の方が良く釣れていいじゃないか!」という声聞こえてきそうですね。そう、確かに良く釣れるかもしれません。単に釣果だけを求めるのであれば、秘密の穴場ポイントで釣りを楽しめばいいでしょうね。

しかし、釣りにうまくなりたいのであれば、あえて穴場ではないポイントを選ぶべきと筆者は言っています。

あえて有名なポイント、人が多く訪れるポイント(特に上手な人が訪れるポイント)を選ぶことで、他人との対比や情報収集が可能になるというわけです。

さらに、有名ポイントであれば水深や水中の地形が分かる湖沼図といった資料を入手することも容易です。

こんな理由から穴場ではなく、有名ポイントを選ぶことを筆者はすすめています。

私のホームグラウンドは、南湖ほど人は多くありませんが有名ポイントではあります。湖沼図もあります。

また、感覚的にですが、釣りを始めたばかりの初心者というより、釣りを愛する釣り馬鹿が集まる場所だと思うので条件はクリアできているようです。

中規模ポイント

小さすぎる野池や、大きすぎる琵琶湖全域といった場所は避けたほうがよいと筆者は言っています。

まず小さすぎる場所は、年間を通しても魚のパターンに変化がなかったり、特殊だったりすることがあります。何より小一時間で回れるような小場所は、年間を通して通い続ける意味があまり無く、通ってもすぐに飽きてしまうともいえます。

反対に大きすぎるポイントは、その全容を把握するのに膨大な時間がかかってしまいます。琵琶湖全域を理解するのにどれだけの時間がかかるでしょうか?

長い年月をかければ把握することはできるのでしょうが、経験が少ない内は避けるべきでしょう。

とはいえ、琵琶湖のような大きなポイントでも、全域を相手にするのではなく、特定のエリアを選び出して集中的に通うことは可能です。

このとき大事なのは、少々釣れなくても自分が決めたエリアから出ないことです。我慢してそのエリアを理解してしまえば、初めていった場所でもエリア把握は容易になります。

私は、琵琶湖の一エリアを選んで通っています。そこだけでもかなり広いエリアなので、細かい場所を含めた全容解明にはそれなりの時間がかかります。

去年の春は南湖に逃げたりしていたので、ここは改善しないとだめですね。(笑)

深くなくて変化にとんだポイント

ディープエリアをターゲットにした釣りは避けたほうがよいという主張です。特に初心者にはディープゲームは難しいと思います。私も苦手です。

琵琶湖の場合のディープとは、南湖基準でいうと4メートル以深がディープでしょうか?もともとバスは浅い場所の方を好む魚なので、そういう意味でも、特におかっぱりの場合は、4メートルより深いエリアが中心のポイントは捨ててよいと思います。

もう一つは障害物や地形変化が多いポイントが好ましいということ。目で確認できる立木、倒木、桟橋、取水塔や、水中の倒木、岩、ウィードなどが豊富な場所を選ぶべきと筆者はいっています。

季節によってバスが身を寄せる障害物の種類に違いがでてきたり、居付く場所に違いがあることに気づくことができるので、注意深く観察したほうがいいらしいです。

私のホームグラウンドはディープもシャローもある場所ですが、地形変化や障害物は多くはない場所だと思います。

狙い撃つピンポイントが決して多くはないので、回遊する魚を拾って行くような釣りが有効な気がしますが、パラダイスポイントがどこかにあると考え日々通い続けています。

大事なのは自分が通い続けたいかどうか

筆者は最後、通うポイントは雑誌や友達の話を聞いて気分だけで決めるべきではないと言って話をくくっています。

しかし、ネットや人の話に出てくると言うことはそれなりに有名な好ポイントのはず。自宅から近いのであれば、人に聞いた場所を選んでも問題ないと思います。

なにより最も大事なのは「自分が通いたいと思えるポイント」なのかだと思います。

「人に言われたからここに通っている」ではなく、「自分で探し出して愛着があるから通い続けたい」と思えるポイントの方が、根気強く続けられるのではないでしょうか?

私が通っているポイントもネット上の情報をヒントにしてたどり着き、わけも分からないままに通い続け、自分だけでエリアを開拓していったポイントです。

家からも比較的近く、釣りを愛する濃い釣り人だけの場所なので愛着があります。地形変化や障害物は決して多くないポイントですが、どこよりも愛着のあるポイントなので通い続けています。そんなポイントを選ぶべきだと思います。

脱初心者のために同じ場所に通ってみてはいかがですか?

ここまで書いたとおり、同じポイントに通い続けてホームグラウンドを作ることのメリットはご理解いただけたはずです。

もし、あなたが初心者から脱出して中級者以上を目指すのであれば、是非同じポイントに通い続けてください。

そのとき思い出す言葉は、「通うことにより、バスが見えるようになる。そして、通うに足りるポイントとは、近くて有名で、割りと浅い中規模ポイントである。」です。

これに加え、自分が通い続けたいと思える場所を選んでみてください。そんな場所を見つけられれば、そこはあなたのホームグラウンドです。

素晴らしいホームグラウンドが見つかり、あなたの実力が今以上に上がることを祈っています。

その前に自分ですね・・・笑