「ラインは細い方が良く釣れる」は本当か!?釣果との関係性を考察
「ラインは細いほうが良く釣れる」などとよく言われますが、本当にそうなのでしょうか?
本当にそう(らしい)です。
なぜラインは細いほうが良く釣れるのか?
今さらながらのことしか書いていませんが、超初級者の自分用にまとめてみました。(ナイロンラインとフロロラインの話になります。)
ラインは細い方がいい理由
ラインが細いほうが良く釣れるといわれる理由は大体以下の理由です。他にもあればぜひ教えてください。
- 魚にはラインがはっきりと見えている
- 水切り音が変わる
- 魚にラインが当たることがある
- 繊細なアクションが可能
- 小さなバイトも感じやすい
魚にはラインがはっきりと見えている
水中のラインを凝視する魚や、ラインをついばむブルーギルなどを見たことがある人は多いでしょう。
では、日の光の無い夜はどうでしょうか?残念ながら夜でも魚はラインを認識しているようです。
夜でもラインをついばむ魚はいることから、側線を通してラインを認識しているようです。
ということは、ラインはなるべく細い方が魚には感づかれにくいということが言えます。
水切り音が変わる
太いラインの方が水との抵抗が大きいので、細いラインに比べて水切り音が大きくなりがちです。当然、不自然な音にバスは反応して、食わなくなることがあります。
細いラインだと水切り音は大人しめ。細いラインが釣れるという理由になっています。
ルアーの飛距離が出る+キャスト精度が高まる
ルアーをキャストするとき、細いラインの方が空気抵抗は少ないので、飛距離がでます。
遠くまでルアーを飛ばせば良いわけではありませんが、広いエリアを探ることができるので効率の良い釣りができることになります。
また、20m先のターゲットを狙う場合、フルキャストで20m飛ばせるのと、25m飛ばせるのとでは、キャスト精度が高いのはどちらでしょうか?25m飛ばせるほうが20m先を正確に狙えそうです。
ラインを細くすることによる飛距離の向上は釣果アップに繋がってくるといえます。
繊細なアクション、自然な動きが可能
細いラインだと水との抵抗が少ないので、太いラインよりも繊細なアクションが可能となります。
対して太いラインの場合は、太いラインが繋がっているがゆえにワームとの不一致感が生じるので、ワームの動きが大雑把になりがちで、かつ、ワームが不自然な動きをしてしまうことがあります。
細いラインだとワームの自然な動きを妨げることが少なくなるため、ワームを繊細に動かすことができます。また、ワームの本来(?)の自然な動きをかもしだすことができるといえます。
魚にラインが当たることがある
水中のラインに魚が接触することがあります。接触することで魚は違和感を覚えるので、食いが悪くなると考えられます。
ラインに接触するとしても、細いラインと太いラインどちらに違和感を覚えるでしょうか?
太いラインの方に接触したときの方が違和感を覚えるはずです。こういう点も、ラインは細いほうが良いといわれる所以です。
細ければ細いほど良いわけでもない
ラインを細くすることには多くのメリットがありますが、デメリットもあります。また、釣り方によっては太いラインをあえて選択することもあります。
太いラインに比べて強度に劣る
当たり前のことですが、細いラインの方が強度は低いです。テキサスリグをカバーに撃ち込む釣りやパンチングといった釣りには細いラインは適しません。
また、バスが掛かった後にラインブレイクに繋がる障害物等が多く存在するフィールドでは、強度が高くて根ずれに強い太いラインを選択すべきでしょう。
重いルアーをキャストする場合
ビッグベイトなどの重いルアーをキャストするときも太いラインの方が好ましいです。最悪、キャスト切れして琵琶湖の藻屑となることもありますので・・・笑
フォール速度を遅くしたい場合
細いラインに比べて、太いラインは水との抵抗が大きいのでゆっくりとフォールします。
これを利用して、ワームをゆっくりフォールさせることができます。また、ノーシンカーワームをただ巻きするときには、レンジを一定にして巻いてくることが容易になります。
やる気のあるバスにはラインの太さは関係ないかも・・・
食い気十分でやる気のあるバスにとってはラインの太さは関係ないかもしれません。
「魚がいれば何を投げても食ってくる」というやつです。
そういうやる気のある魚を探して釣っていくスタイルであれば、太目のラインでガンガン攻めていく釣りの方が効率は良いでしょう。
反対に、基本的に体が動かない冬のバスを相手にする時は、細いラインで繊細な釣りが好ましいともいえます。冬でもやる気のある魚を狙うのであれば、このかぎりではありませんが・・・。
大切なのは使い分けるということ
ここまでの話を総括すると、「細いラインの方が不自然さを最小限に抑えることができる。ただし、太いラインを使うべきシチュエーションも存在する。」となります。
要は使い分けるということです。釣り方によってラインを使い分けるだけでなく、狙う魚によってもラインを使い分けた方がよさそうです。
ということで、先日から私はライトリグ使用時には細めのラインを使用することにしました。巻かれるような障害物がほとんどないオープンエリアでの釣りがメインであり、太いラインを使用する意味があまり感じられなかったからです。
私がライトリグを使用するのはPEライン+フロロラインのリーダーの組み合わせです。
PEラインは0.8号。フロロラインのリーダーは、以前は14lbを使用していましたが最近は10lbを使用しています。
まだ10lbラインを使用するようになって間もなく、ほとんど釣っていないのでラインを細くした効果があったとはいえません。今後、効果を検証していきます。
ここまで長々と当たり前のことしか書いていませんが、自分用にまとめてみた次第です。
意味もなく太いラインを使用しているのであれば、一度細いラインを試してみてはいかがでしょうか?