回収率が高くて簡単に根掛りが外せる方法とは!?手元でラインは切ったらだめ!
釣りをしていると回避できないのが根掛り。
根掛りのせいで大切なルアーをロストすると、無茶苦茶へこみますよね?
今回はそんな根掛りからの「回収率が高く、かつ簡単に外せる方法」と「根掛ったときに決してやってはいけないこと」をご紹介します。
フッキングしたら放置されたライン(釣り糸)だった
先日、南湖の某有名ポイントで釣りをしていたときのこと。
竿先に違和感を覚えた私は華麗にフッキング!
が、それはバスではなく地球。母なる青い地球だったのです。
しかしながら、ラインをひっぱると地球なのにゆっくりこちらに近づいてきます。
その正体は、誰かが根掛りして放置したライン(釣り糸)でした。
回収したラインの長さは数十メートル。
その釣り人は根掛りした時点で手元のほうでラインを切ったようです。
水中に放置されたラインほど厄介なものはない
水中に放置されたラインほど厄介なものはありません。
ルアーやワームがそのラインに絡んで回収できない場合があります。
また、放置されたラインが絡んでせっかくかけたバスをばらすようなこともありえます。
さらに、ラインが水鳥・水棲動物の足に絡まって動くことができず、死に至らしめることもあります。
私はそんな光景に出くわしたことがあります。
少しの方で鳥がバシャバシャしていると思ったら、足に絡まった釣り糸のせいで飛べなかったようです。
根掛りしても手元でラインを切ってはならない
このように根掛りしたラインを水中に放置することは、ろくでもないことなのです。
したがって、根掛りしたからといってラインを手元で切ってはいけません。
ラインを手元で切ることによって数十メートルのラインが水中を漂います。
それは決して分解されたり溶解したりすることはありません。半永久的にそこに放置されることになります。
放置されたラインは、先に説明したとおり根掛りの原因になったり、魚をばらす原因になったり、動物に危害を加えたりします。
繰り返しますが、根掛りしたからといってラインを手元で切ってはいけません。
ではどうすればいいのでしょうか?
次に簡単で回収率が高い根掛り回収方法をお伝えします。
簡単で回収率が高い根掛り回収方法は「ひっぱること」
簡単で回収率が高い根掛り回収方法は「ひっぱること」です。
(ただし、ひっぱるのは最終手段なので、後に説明していることを試してからにしましょう。)
よくロッドとラインを一直線にしてひっぱる人がいますが、ロッドやリールを痛めることにつながりますので、やめましょう。
ひっぱるときは、少しラインを引き出して長袖の腕や長ズボンの足、体に何回か巻きつけてひっぱりましょう。
必ず「汚れてもよい服」の上からラインを巻いてください。決して素肌にラインを巻いてはいけません。怪我の原因になります。
ラインが細ければ腕や足に巻きつけてひっぱれば、根掛りが外れるかルアーに近い場所でラインが切れるはずです。
太いラインを使っているときは、腕や足に巻きつけて引っ張る程度では外れないことがあるので、体に巻きつけて後ろに下がってみましょう。
太いPEラインの場合は体に巻きつけると体が痛いかもしれないので、ベルト部分にまきつけるなどしてひっぱります。
いずれに方法をとるにせよ、根掛っていたルアーやフックが飛んでくることがありますので、自分の身を守りつつ、周囲の人にも気を配りながらひっぱってください。
ひっぱる前にやっておくべきこと
ラインをひっぱることで根掛りを外すことはできますが、あくまで最終手段です。
ひっぱる前に、以下のことをまずは試してみましょう。
- ロッドを振る
- ラインにテンションをかけたりゆるめたりする
- 引っ張る方向を変える
- ルアー回収機を使う
【参考】これは使える!根がかりを外す5つの手段!(ルアーフィッシングの「釣活」ブログ)
これらを試しても根掛りが外れないときは、ひっぱってみましょう。
ラインは切らずにひっぱってみましょう
特に釣りを始めたばかりの人は、根掛りしたときはラインを切るものだと思っていることが多いようなので、こんな記事を書いてみました。
いつも根掛りしたらラインを切っている人は、ひっぱることをためしてください。
手元でラインを切るよりも高い確率で根掛りが回収できます。
また、回収できなかったとしても、ラインはルアーに近い場所で切れるはずなので大半のラインは回収できるはずです。
もし、釣り仲間や知人がラインを切っている場面に出くわしたら、ひっぱることを教えてあげてください。
水中に放置された意味のないラインが減ることを切に願っています。